「ホモ・ガウテンゲンシス」と名付けられた新しい人類が発見される

これはすごいニュース!ホモ・ガウテンゲンシス Homo Gautengensis って読み方はこれであってるのかわからないが、とりあえずすごいニュース!

「ホモ」ファミリーに新しい一員が!ヨハネスブルク近郊のスタークフォンテイン洞窟で見つかった頭蓋骨の一部が、新しい種類の人類だったという発見がされたらしいぞ。ニューサウスウェールズ大学に所属する人類学者の Darren Curnoe 博士と古人類学者の Phillip Tobias 博士による発見だ。この標本は 1977 年に発見され Stw 53 という名前でカタログに登録されていたもので、Curnoe 博士と Tobias 博士が取り出してきて再構成してみるまで忘れられていた。最初、これはホモ・ハビリスだと思われた。しかし、数年の検査を経て、他の化石と比べるうちに、この標本がハビリスとは違う新しいタイプの人類であることを確信した彼らは、これをホモ・ガウテンゲンシスと名付けたのだ。


左がホモ・ガウテンゲンシス、右がホモ・ハビリス

Curnoe 博士によれば、ホモ・ガウテンゲンシスホモ・ハビリスよりも古く、今のところわかっている中で最も古い人類であるという。ホモ・ガウテンゲンシスは直立歩行が可能で、南アフリカに200万年前から60万年前にかけて生息していた。成体はほぼ1メートル強の身長で、だいたい50キロくらいの体重だった。臼歯及び小臼歯は比較的大きく、咀嚼が多分に必要な植物を主な食物としていたことがわかる。Stw 53 の周囲には「まあ原始的」と Curnoe 博士が説明する石器があった。彼らはおそらく食物を獲得し、調理するために火を利用していたと思われている。Stw 53 はアウストラロピテクス・アフリカヌスおよびアウストラロピテクス・ロブストゥスと同じ洞窟から発見されている。しかし、Curnoe 博士はホモ・ガウテンゲンシスホモ・サピエンスに繋がるとは考えていない。

Another Homo in the family! | Anthropology.net