PACSで彼女ができました

タイトルはホッテントリメーカー

Civil unions and straight marriage — Crooked Timber で、結婚を巡ってちょっとおもしろいデータが出てきている。

フランスで1999年可決された法案に PACS 法というものがある。これは le pacte civil de solidarité の略で、ヘテロまたはゲイのカップルに対して、結婚ほどではないがある程度拘束力のある婚姻関係を結ぶことを許しているものだ。大きな目的のひとつとして、ゲイカップルに支援をするというものがあったらしいが、ヘテロカップルの pacs 利用率が、非常に高まってきているらしい:

2009年の時点で、ヘテロセクシュアルカップルにおける結婚と PACS の比率は3:2。双方を足しあわせた婚姻の絶対数は増加している。PACS はそもそも結婚を考えていなかったカップルと、結婚するつもりではあったが PACS の方が拘束力が低く好ましいと考えたカップルの双方にとって魅力的だったわけだ。このデータが示唆するところは様々だと思うが、非常に興味深いことは間違いない。