再開します

しばらく論文に集中しておりブログを書くことができなかった。ようやく終了したので再開します。

エリック・フェーゲリンの思想は、大まかに、前期・中期・後期に分けることができると思う。勿論これは仮説的なものに過ぎず、連続性も大いにある。けれどもやはり、ウェーバー的な社会学に大きく影響されていた前期から中期と、自らの意識哲学に強く傾斜していく後期の著作は、その性格からして異なるように思える。というのが大きな結論。その転回の可能性についてはきちんと論ずることができなかったが…

フェーゲリン研究の次の課題は、他の思想家との比較を通じて、その20世紀思想史の中の位置取りをもう少し明確にすることだろうな。