せっかく自分のドメインを取得したので、ブログをはじめてみることにした。 http://knagayama.net/blog で、少しまとまった文章を書いていこうと考えている。あまり面白みはないかも知れないが、読んでいただければ幸いだ。いかにダイアリーと差別化するか、…
すべきことを自分のために整理しておく。 部屋を片付ける。 持って行く本、服を選ぶ。 トランクに入りきらない分は、段ボールに詰め、送る。 住居費(四ヶ月分)を支払う。 年金、奨学金など、お金周り。 以上かな。
書くことはいくらでもあるはずなのに、日記になるとどうもうまくことばを綴れなくていかんね。最近気になった引用でも、貼っておくよ。 歴史の可解性とは、かりそめの内面性にくっついている幻である。しかしながら、人間はこのかりそめの内面性から解放され…
8月になった。私は京都に帰ってきて、日本を発つ準備を始める。毎年のことだが、夏になると私の読書量は圧倒的に減る。何かを読まんとして書を開くことはあっても、幾つかの言葉をすくい上げただけで、読書体験は終わってしまう。思えば子供の頃からそうだ…
先週はバリにいたが、今週は東京にいる。何度か書いたかも知れないが、東京は苦手だ。視覚に入ってくる情報量が圧倒的に多い。人間の数が夥しい。金を使わなければ遊べないような空間設定になっている。ふと疲れた時に鴨川に行くことができない。御所も銀閣…
Papers for iPad がアップデートされ、アノテーション機能が追加された。今まではアノテーションのためには iAnnotate を利用しなければならなかったが、これにより Papers で作業が完結するようになる。ノートも貼り付けられるし、論文を読むには最強のツー…
文明の生態史観 (中公文庫)作者: 梅棹忠夫出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1998/01/18メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 114回この商品を含むブログ (74件) を見る先日訃報が届いた梅棹忠夫先生の「文明の生態史観」が到着した。なんだお前、まだ読んで…
iPad を購入してからしばらく経つ。この記事も iPad の FastEver XL で下書きして、ブログへポストしている。このデバイスについては、色々と賛否両論があるみたいだ。たとえば、 宮崎駿監督iPadについて「ぼくには、鉛筆と紙があればいい」と語る:平凡でも…
儀礼のオントロギー 人間社会を再生産するもの作者: 今村仁司,今村真介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/21メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見る最近あまり本が読めていないのだが、どうにか読了した。人類学の知見が多…
なんかどうもよくないと思っていたら、今はもう夏なのであった。私は夏が嫌いだ。秋になって冬が来る頃にはそんなことはすっかり忘れているが、私は夏が嫌いなのだ。熱帯夜の夜どうしても眠れずにふと起きると家の外ではアヤカシたちが踊り狂い、短い命をこ…
日本ではしばしば政治について語ることそのものが大人らしい振る舞いではないという認識が蔓延っている。けれどもそのような認識こそがそのまま政治の privatization を加速させているように思われる。そこでは政治が公的なものではなく私的なものとして取り…
これは素晴らしい試み。マルクス主義的な理論家がどのように現在の世界を見ているかが一発でわかるようになっている。英語もそれほど難しくはないと思うので是非。
UnderstandingSociety でこんな記事があったので紹介。 先月、International Social Science Council (ISSC) は世界中の社会科学の現状についてのレビューをリリースした。このレポートは UNESCO によって委任されたもので、ファンドの一部分もそこから出て…
初めてのプログラミング作者: Chris Pine,西山伸出版社/メーカー: オライリー・ジャパン発売日: 2006/07/24メディア: 大型本購入: 10人 クリック: 155回この商品を含むブログ (53件) を見るこの本を読みながらプログラミングの勉強をはじめてみた。プログラ…
D Mclellan, Karl Marx: Selected Writings W Runciman, Max Weber: Selections in Translation S Lukes, Emile Durkheim: His Life and Work B Malinowski, Argonauts of the Western Pacific EE Evans-Pritchard, Abhandlungen (1-2 ) F Boas, The Mind of…
買わねばならぬ。西洋古典学事典作者: 松原國師出版社/メーカー: 京都大学学術出版会発売日: 2010/06メディア: 大型本購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (13件) を見る中務哲朗京大名誉教授の紹介文がすごい。このような文章を書いてみたい。 松…
Nationalism Reframed: Nationhood and the National Question in the New Europe作者: Rogers Brubaker出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 1996/10/10メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (3件) を見るロジャース・ブルベイカー…
ごく最近買って読んだもの。贈与論 (ちくま学芸文庫)作者: マルセルモース,Marcel Mauss,吉田禎吾,江川純一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/02/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 49回この商品を含むブログ (82件) を見る王国と栄光 オイコノミア…
この記事も iPad から書いている。 これが、なかなか悪くない。入力方法は、最初ちょっと不満もあったが、慣れてくるとかなり楽になってくる。いろいろとアプリも入れた。一番活躍しているのは、 Evernote、iAnnotate、Papers、Goodreader、Reeder など。主…
id:Tomio さんがはてなにいらっしゃったので、お会いすることはできなかったが、頼んでサインを頂いた。
これはすごいニュース!ホモ・ガウテンゲンシス Homo Gautengensis って読み方はこれであってるのかわからないが、とりあえずすごいニュース! 「ホモ」ファミリーに新しい一員が!ヨハネスブルク近郊のスタークフォンテイン洞窟で見つかった頭蓋骨の一部が…
物語る主体の絶対的な不能性こそがフーコーのアプローチを彩っている。彼のセックスライフについて私は多くを知らないが、〈真実〉という一点において彼は不能である。 ... mine is the embarrassment of one who has only sketches and uncompletable draft…
さて、ここしばらくの間で幾つかのことが起こった。一つには、大学を卒業した。二つ、大学院に合格した。倫敦経済政治学院*1。英国は倫敦なので、九月から。しばらくの間、ギャップ・イヤー、というわけである。三つ、生活費を稼ぎながら多少働いたという既…
Finally the long wait is over and I'm going to London... The liminal is still there but for a while I know where I'm going; all is good.
うーん、やはり文体の問題は難しい。ぼくはいまでもこのブログにおける統一的なディスクールを開発することができないでいる。なんちゃってね。何かを言語化しようとするとき、すべきことは、まず見ること、観察すること、対象を愛すること…など。最近の問題…
今日は一日安息日をとった。しばらく休んでいないと、すぐに何も書けなくなってしまう、というのは私の悪い癖。現在やっていることは、坂部恵を読み直すこと、カント (講談社学術文庫)作者: 坂部恵出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/10/10メディア: 文庫…
しばらく。色々と立て込んでいた。最近読んだ本だけメモしておこう。仮面の解釈学作者: 坂部恵出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る明治維新 1858-1881 (講談社現代…
自分のスタイルを確立できていないときは、いくら悩んでも書くことはできない。 それでも、書くことを通じてしかスタイルを得ることはできない。 どのような語法で語り始めるのかを自らに問うとき、人は最初の一歩を踏み出すことができなくなる。それはたし…
二月は親戚の命日が多い。 ミシェル・フーコー『主体の解釈学』ゲット。日本語と英語両方。フランス語原典で読めるようになりたいものだが。 試験勉強。全然してないので、非常に危ない。