2010-01-01から1年間の記事一覧

プログラミングの勉強を始めた

Mac

初めてのプログラミング作者: Chris Pine,西山伸出版社/メーカー: オライリー・ジャパン発売日: 2006/07/24メディア: 大型本購入: 10人 クリック: 155回この商品を含むブログ (53件) を見るこの本を読みながらプログラミングの勉強をはじめてみた。プログラ…

Anthropological Books To Read

D Mclellan, Karl Marx: Selected Writings W Runciman, Max Weber: Selections in Translation S Lukes, Emile Durkheim: His Life and Work B Malinowski, Argonauts of the Western Pacific EE Evans-Pritchard, Abhandlungen (1-2 ) F Boas, The Mind of…

西洋古典学事典が発売された

買わねばならぬ。西洋古典学事典作者: 松原國師出版社/メーカー: 京都大学学術出版会発売日: 2010/06メディア: 大型本購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (13件) を見る中務哲朗京大名誉教授の紹介文がすごい。このような文章を書いてみたい。 松…

ロジャース・ブルベイカーについての覚え書き (1)

Nationalism Reframed: Nationhood and the National Question in the New Europe作者: Rogers Brubaker出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 1996/10/10メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (3件) を見るロジャース・ブルベイカー…

最近買ったもの

ごく最近買って読んだもの。贈与論 (ちくま学芸文庫)作者: マルセルモース,Marcel Mauss,吉田禎吾,江川純一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/02/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 49回この商品を含むブログ (82件) を見る王国と栄光 オイコノミア…

iPad をゲットした

Mac

この記事も iPad から書いている。 これが、なかなか悪くない。入力方法は、最初ちょっと不満もあったが、慣れてくるとかなり楽になってくる。いろいろとアプリも入れた。一番活躍しているのは、 Evernote、iAnnotate、Papers、Goodreader、Reeder など。主…

森見登美彦氏にサインをもらう

id:Tomio さんがはてなにいらっしゃったので、お会いすることはできなかったが、頼んでサインを頂いた。

「ホモ・ガウテンゲンシス」と名付けられた新しい人類が発見される

これはすごいニュース!ホモ・ガウテンゲンシス Homo Gautengensis って読み方はこれであってるのかわからないが、とりあえずすごいニュース! 「ホモ」ファミリーに新しい一員が!ヨハネスブルク近郊のスタークフォンテイン洞窟で見つかった頭蓋骨の一部が…

フーコーについての覚え書き

物語る主体の絶対的な不能性こそがフーコーのアプローチを彩っている。彼のセックスライフについて私は多くを知らないが、〈真実〉という一点において彼は不能である。 ... mine is the embarrassment of one who has only sketches and uncompletable draft…

再開します

さて、ここしばらくの間で幾つかのことが起こった。一つには、大学を卒業した。二つ、大学院に合格した。倫敦経済政治学院*1。英国は倫敦なので、九月から。しばらくの間、ギャップ・イヤー、というわけである。三つ、生活費を稼ぎながら多少働いたという既…

The Long Wait is Over

Finally the long wait is over and I'm going to London... The liminal is still there but for a while I know where I'm going; all is good.

京都なう

うーん、やはり文体の問題は難しい。ぼくはいまでもこのブログにおける統一的なディスクールを開発することができないでいる。なんちゃってね。何かを言語化しようとするとき、すべきことは、まず見ること、観察すること、対象を愛すること…など。最近の問題…

もう少しで回復します

今日は一日安息日をとった。しばらく休んでいないと、すぐに何も書けなくなってしまう、というのは私の悪い癖。現在やっていることは、坂部恵を読み直すこと、カント (講談社学術文庫)作者: 坂部恵出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/10/10メディア: 文庫…

読書メモ

しばらく。色々と立て込んでいた。最近読んだ本だけメモしておこう。仮面の解釈学作者: 坂部恵出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る明治維新 1858-1881 (講談社現代…

スタイルの問題

自分のスタイルを確立できていないときは、いくら悩んでも書くことはできない。 それでも、書くことを通じてしかスタイルを得ることはできない。 どのような語法で語り始めるのかを自らに問うとき、人は最初の一歩を踏み出すことができなくなる。それはたし…

二月か

二月は親戚の命日が多い。 ミシェル・フーコー『主体の解釈学』ゲット。日本語と英語両方。フランス語原典で読めるようになりたいものだが。 試験勉強。全然してないので、非常に危ない。

なぜ TRIPS は問題なのか?イノベーションとグローバル・ジャスティスの間で

Philosophy Bites という Podcast にポッゲのインタビューが出てきたので、それについて少し書こうと思う。 Thomas Pogge and TRIPS WTO 設立協定の一部として TRIPS という協定がある。Agreement on Trade-Related Aspects of Intellectual Property Rights…

肉体の知識と帝国の権力

試験中だが訳者から頂いたので紹介。肉体の知識と帝国の権力 人種と植民地支配における親密なるもの作者: アン・ローラ・ストーラー,永渕康之、水谷智、吉田信出版社/メーカー: 以文社発売日: 2010/01/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を…

マイケル・サンデルのハーバード大での政治哲学講義

Online College Courses & Accredited Degree Programs | 2018これはマジで面白いぞ! このウェブサイトは色々な講義が提供されているのでマジオススメ。

The significance of the 'break' of later Eric Voegelin

Voegelin experiences an important 'break' during the composition of the fourth volume of his magnum opus, Order and History, titled The Ecumenic Age. Even though Voegelinians like Michael Franz argue against the existence of the 'break' in…

徒然

牛津だけではなく、他の院にも願書を出すことにする。倫敦、剣橋など。早く合否が決定して欲しい。 やはり不安は残る。当たり前だ。様々なライフパスを無視して英国の大学院を受験することにしているのだから。 人生は常にギャンブルだ。 生きるとは呼吸する…

PACSで彼女ができました

タイトルはホッテントリメーカー。Civil unions and straight marriage — Crooked Timber で、結婚を巡ってちょっとおもしろいデータが出てきている。フランスで1999年可決された法案に PACS 法というものがある。これは le pacte civil de solidarité の略…

釣りとマルクス

2ch的な意味の釣りではなく。 パリ・コミューンとマルクスの問題は難しいのだけど、大筋でいうなら、社会主義というのは資本主義、ここでは市場の上に成立するものだから、市場のもつコミュニケーション機能を止揚した形で行われる。マルクスでは、市民のass…

カントとホッブズ

The Rights of War and Peace: Political Thought and the International Order from Grotius to Kant作者: Richard Tuck出版社/メーカー: Oxford University Press発売日: 2001/10/04メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るドイツの哲…

再開します

しばらく論文に集中しておりブログを書くことができなかった。ようやく終了したので再開します。エリック・フェーゲリンの思想は、大まかに、前期・中期・後期に分けることができると思う。勿論これは仮説的なものに過ぎず、連続性も大いにある。けれどもや…

アゴラの記事のレベル落ちすぎ

Web

人のレベルによる情報格差が、今の所得格差に繋がっていると感じている。制度による平等よりも、これからの時代、目指すところは、情報 による平等を行なわなければ、ビジネスにおける利益分配をすることなど不可能である。結論として、多くの人にこの事実知…

どこで生きようというのか

今日、私は、ある日系ベトナム企業の採用面接の手伝いをした。ベトナムでもっとも優秀な大学を出て、コンピュータ技術・管理能力に優れて、英語・日本語がペラペラの若者たちが、6万円から9万円ほどの月給で働いていた。君たちの本当の競争相手は、こういう…

日本辺境論とその批判

この間も書いたが、日本辺境論に対する批判について少し頭の中で整理できたので書く。 フェーゲリンの「断絶」に関する論文がさっぱり進まないので、アルパードとメールする。未だに彼の名字をどう日本語表記すればよいのかわからない。そもそもどう発音すれ…

ブレナー論争について

以下は、Understanding Society: The Brenner debate revisited の大体訳*1である。経済史の分野において過去35年間で最も重要な論争の一つがブレナー論争だ。ロバート・ブレナーは Past and Present 誌において、1976年に「前産業化時代のヨーロッパにおけ…